空間の演出。


デザイン画からおこして家具職人さんに造ってもらった
シンプルで白いナチュラル系の建具。
ころっとしたレトロな取っ手を合わせてみました。


これだけでも十分、
いや十分すぎるほどカワイイ。

でも更にそこに何か足したり、引いたり、するのが
インテリアコーディネーター的おしごと。
いわゆる“空間を演出”するわけです。

ブログ内でもお問い合わせのあった花柄のカーテン。
建具を開けたときにぶつからないよう
じつは緻密な計算の上、取り付けてあります。



“空間を素敵に演出する”ことと“施工上可能であるか”
ということがせめぎ合い、結果
“そんなの必要ないじゃん”
ていわれてしまうのはよくあることです。

あってもなくてもいいことを真剣に考えるのことが
インテリアコーディネーターのお仕事だとよくいわれます。

単純に住まう、ということを考えれば
“空間の演出”なんつーもんは
必要のないことなのかもしれません。

でも

人間が人間らしい暮らしをする上で
お気に入りの空間に住まう、ということは
精神衛生的にも、家族の幸せのためにも、
結構大切なのではないかと思うのです。



私の本業はインテリアコーディネーターではありませんが
トータルでの家つくりを考えた場合、
“空間を演出する力”というのは
住宅を設計をする上でなくてはならないものであり、
ずっと勉強しつづけなければならないことだと
思っています。

自然素材の南欧プロヴァンスハウス・ナチュラルリフォームはマルミハウジング