空間の余白。



30坪くらいのおうちを建てようと思ったら
1坪だって無駄にしたくない、って思うのは
フツウのことです。

時には方眼紙を買ってきて
テトリスでもするように
ひとマスひとマス、きっちりと埋めて
間取り図を描いてくる方もいらっしゃいます。

それはそれで決して間違いではありません。
間違いではありませんが
ぎゅーぎゅーに詰まった本棚みたいに
ぎっしりと詰め込んだクロゼットみたいに
余白がない間取りは
息がつまります。
くつろぎのある空間とは
かけ離れてしまいます。


私は間取りのプランニングをするとき
こっそり“抜け”をつくります。
どこかしらに余白を設けています。
「ここのスペースは無駄じゃないでしょうか」
と気がつかれる方もいらっしゃいますが
おうちが出来上がったときには
ああ、こうゆうことか、と納得していただけます。
でも
間取り図の段階では
ほぼ気がつかれません(笑)



空間の抜けをつくる、
これはくつろぎの間取りをつくるために
少しだけふりかける
大切な魔法のエッセンスです。

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