無駄とゆとり。


リビングの吹抜けから2階につながるファミリーホール。
廊下にせずに、ホールにすると空間に広がりが生まれます。

吹抜けとか廊下とかホールとか階段とか、
そういうのは無駄なスペース、
っていう考え方もあります。
無駄とゆとりは紙一重。
無駄と感じるか、ゆとりと感じるかは
感じ方違いなのでどっちが正解とかありません。
でも
無駄をすべて省いてつくる家やインテリアは
句読点のない文章みたいで
やっぱり窮屈です。


私は合理的な人間ではないので
ゆとりとか、ゆったりとか、よゆうとか
スローライフとかナチュラルライフとか
そういうワードが好きで
そういう空間が好きです。
あらゆる無駄をぜんぶ省いて
利益のあるものだけを追求する空間も生き方も
ギスギスときしんだ金属音が聞こえてきそうで
居心地が悪い。
無意味で無駄と思われるスペースや時間の中にこそ
大切なものがあったりする。


だ・か・ら


エアコンのがんがんに効いた部屋の中で
ベットのかたわらにマンガを山積みにして
スナック菓子をぽりぽりほおばりながら
ゴロゴロ寝転んでマンガを読むふける時間も
ゆとりであって無駄ではないって、
自分にいいわけするのでしたー
(その時間に家事をすれば…ていう合理的なことを思ってはイケナイ)