初めて壁紙を選ぶ、ということをしたのは
高校1年生、16歳のとき。
実家の新築のとき選んだ自分の部屋の壁紙。
渡された1冊の量産カタログを
なんどもなんども眺めて
何日も何日も悩んで決めた
ちいさなピンクのリボン柄の壁紙。
部屋いちめんに貼られたときは
えらく感動したなー。
私は実家を新築する16歳まで
いわゆるマンモス団地育ち。
友人の自宅もみーんな同じ団地すまい。
同じ間取りに同じ部屋が物足りなくて
親戚の2階建ての家をすみからすみまで
見てまわるのが大好きだったなー。
もうひとつ大好きだったのは
不動産やさんの広告チラシ。
チラシの間取り図に家具を書いてみたり
挿絵みたいな立面パースに色を塗ったり。
すっかり自分の世界に入り込んで楽しんだなー。
今思うと
子供の頃から好きだったことが
そのままぜんぶ仕事につながってるって
すごーくしあわせなことだな。
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